2024年度「福祉活動寄付金贈呈式・交流会」開催
2025.03.27
コープみえは、地域社会の福祉の向上をめざし、3月1日(土)三重県総合文化センター内男女共同参画棟で第7回「福祉活動寄付金贈呈・交流会」を開催しました。

【2024年度 寄付金贈呈団体】
今年度は、以下の6団体へ寄付金を贈呈しました。
*子育て応援プロジェクト☆パイン
* 特定非営利活動法人TEAM創心
* つばめカフェ
* だーこキッチン
* 障害や病気を持つ子供達とその家族のための素敵空間はあとくらぶ
* NPO法人フードバンク松阪
地域を支える「福祉活動寄付金」とは
三重県内で福祉活動に取り組む団体を支援するため「福祉活動寄付金」を贈呈しています。
『公正な選考基準と選考プロセス』
昨年8月~11月「第7回福祉活動寄付先」募集を行い、15団体からの申請がありました。外部有識者を含む選考委員会より以下の基準で選考を実施しました。
①公益性:地域福祉への貢献度
②必要性:地域からのニーズ
③繋がり性:人と人との繋がりを重視した活動
④発展性:将来的な発展の可能性
⑤継続性:持続可能な活動
贈呈式のようす:それぞれの想い
コープみえ 鈴木理事長あいさつ
コープみえの事業活動は、福祉の視点を持って取り組んでいます。生協というと宅配のイメージが強いですが、本来は組合員自らが力を合わせ、困りごとを解決し豊かなくらしをつくる組織です。安心してくらせる社会、誰も取り残さない社会をめざし、みなさんと共に地域の中でより良いくらしづくりをすすめていくことを決意します。
選考委員/三重県社会福祉協議会 山口訓広様 様 あいさつ
2024年度は15団体からの申し込みがあり、どの団体も応援したいという想いがありました。人と人とのつながりや継続的な発展を期待して6団体を選考しました。この機会に他の団体と交流し、情報交換をしていただきたいと思います。寄付金が地域福祉を支える力となることを願っています。


(左)子育て応援プロジェクト☆パイン酒井様
寄付金授与団体を代表して/子育て応援プロジェクト☆パイン 酒井由美 様 あいさつ
コープみえの『つながりあう安心 笑顔が輝く くらし』という理念に非常に共感しています。私たちパインも同じ気持ちで活動しています。子育て世代が中心となり、保護者も子どもたちも心豊かに過ごせる地域づくりをめざしています。地域が違っても、みさんと協力し合い、笑顔あふれる地域をつくっていきたいです。


選考委員/みえ市民活動ボランティアセンター長 新海洋子 様 まとめのあいさつ
40年間福祉に関わってきましたが、制度や仕組みは良くなっている一方で、サービスを提供する側と受ける側の関係性は変わっていないと感じます。助けてあげる、助けてもらうという関係ではなく、いつか自分も助けられる側になることを忘れず、誰もが人間らしく生きられる地域社会を共につくっていきたいです。コープみえ様の『市民がくらしやまちを自分たちでつくる』という理念に共感します。
交流会のようす:地域福祉を語り合う
贈呈式後には、昨年度の寄付金授与団体による活動報告に続き、昨年度・今年度の寄付金授与団体による意見交流会を行いました。
交流会では、子どもの生活環境、フードバンクの取り組み、障がい者の地域参加、子ども食堂の課題など、多岐にわたるテーマで活発な意見交換が行われました。参加者からは、「子どもたちの生活環境が厳しい状況にある」「フードバンクの活動を通して、人々の温かさに触れた」「障がいのある人も地域のお祭りに参加できる機会をつくりたい」「子ども食堂では食材の確保が課題」など、それぞれの活動における問題や喜び、今後の展望などが語られました。






地域福祉の未来に向けて
今回の贈呈式と交流会は、地域福祉の課題を共有し、団体間の連携を深める貴重な機会となりました。参加者からは、「他の団体との交流を通して、新たな視点や学びを得られた」「今後の活動につながるヒントを得られた」という声が多く聞かれました。
コープみえは、今回の交流会で出された意見や課題を真摯に受け止め、今後の活動に活かしていきます。そして、誰もが安心してくらせる地域社会の実現に向けて、各団体との連携をさらに深め、地域に根差した活動を推進していきます。
私たちは、地域の一員として、また生協として、「助け合い・支えあい」の精神を大切にし、地域社会の福祉向上に貢献していくことを改めてすすめてまいります。