2024年度環境活動寄付金贈呈式・交流会 開催 - 生活協同組合コープみえ

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2024年度環境活動寄付金贈呈式・交流会 開催

2025.03.04

 コープみえは、持続可能な社会の実現をめざし、かけがえのない地球と環境を守る取り組みを、組合員とともにすすめています。その一環として、2004年より地域の環境活動団体への寄付を通じて、活動のひろがりのきっかけに役立てていただくことを目的に「環境活動寄付金」の贈呈を行っています。

~地域とともに、持続可能な社会の実現をめざして~

2月15日(土)、三重県総合文化センター内、男女共同参画センターにて、今年度の環境活動寄付金贈呈式と交流会を開催しました。

2024年度環境活動寄付金を授与された6団体のみなさん

特定非営利活動法人 流域環境保全ネットワーク/大台町生物多様性協議会 /特定非営利活動法人 NPOとばリサイクルネットワーク/いなべ自然楽校/環境サークルみえ/NPO森と木(当日欠席)   

昨年6月~8月かけて、2024年度「環境活動寄付先」の募集を実施したところ、10団体からの申請がありました。外部識者を含む寄付先選考委員会を立ち上げ、4回の委員会を開催し申請のあった10団体の活動内容や寄付金の使い道などを考慮し、今回は一般枠5団体、小・中学校・幼稚園・保育園・その他子どもに関する施設枠1団体、計6団体の寄付先が決定しました。以下、5点のポイントをもって選考されました。

1.今回の取り組みの実効性
2.取り組みによる環境保全への貢献度(次につながる取り組みになっているか)
3.学習・啓発活動の取り組みとひろがり
4.地域との関係性(地域の人たちとの連携やつながりがひろがっているか)
5.活動の継続性・将来性

※授与された団体のみなさんには、コープみえの環境活動への参加や組合員に向けた学習会などにご協力いただきます。

贈呈式では、選出された6団体へ表彰状と寄付金が贈呈されたほか、県内の環境活動においての問題や課題について今後の活動につなげられるよう交流を行いました。


コープみえ鈴木理事長あいさつ
地球温暖化という大きな問題に対して私たちに何ができるのだろうか。
与えられたくらしの課題ではあるが、身近なできることからひとつずつ手掛けていくことが大事である。小さな実践がやがて社会全体、地球全体と大きな問題解決へとすすむ。生協は、誰もが安心してくらし続けられる社会をつくることがわたしたちの理念である。本日は、寄付というかたちではあるが、生協側からみた一方通行の交流ではなく、みなさんの活動を知るなかで学ばせていただき一緒に環境を考える未来をつくっていきたい。

有識者選考委員/三重県森林インストラクター会 会長 佐野正和 様 あいさつ
わたしたちがくらす地球環境が急遽に地球温暖化によって災害や農作物への影響が出ている。あたりまえにくらしているわたしたちの生活環境が年々不安定になってきており、地球環境問題解決には、わたしたち自分にできることを自覚して必要な行動を起こすため、地域の人々への関心を高め行動することの啓発活動が必要だと思う。それらを担っているのが本日の参加者であり、今後益々重要なことになる。より一層の活動を期待し今後も環境活動の力となってほしい。

三重県森林インストラクター会 会長 佐野正和 様
三重大学人文学部教授 青木雅生 様

有識者選考委員/三重大学 人文学部 教授 青木雅生 様 まとめのことば
三重県の豊かな自然は、同時に地球温暖化の影響を受けやすいという環境課題も抱えている。カーボンニュートラルの達成は、環境課題解決と経済成長の両立には不可欠である。そのためには、一人ひとりが環境を意識した行動を心掛けることが大切である。
※カーボンニュートラルとは
温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させ、実質的な排出量をゼロにすること

【交流会で出された意見一部抜粋】
・ワタリガニやわかめが獲れず、海苔の生産時期のずれなど食にも影響が出ている。
・環境への関心は高まっているが、山などへ手をかけておらず荒地となっている。
・三重県は生ごみの排出量が全国平均より高い。生ごみを出すときには水分をよく絞り出そう。
・山にいるダニの毒性が強くなってきているように感じる。
・環境に対し子どもたちの関心が高く、夏休みの宿題を目的にイベント企画などへ参加している。

今後も環境活動寄付金贈呈を通じて、地域の環境保全活動を支援するとともに、組合員のみなさんと連携し、持続可能な社会の実現に向けて取り組んでまいります。