海人料理交流会を開催しました
2024.09.10
海人料理交流会を開催しました
9月6日(金)、桑名センターでモズク生産者である沖縄県恩納漁協のみなさん、モズクの加工メーカーである井ゲタ竹内のみなさんをお招きし、海人料理交流会を開催しました。
まずはモズクについてしっかり学びます。
恩納漁協さんが取り組んでみえる養殖に特化した”つくり育てる漁業”や里海づくりについてや、モズクの種類や特徴と生産から収穫までの流れについて教わりました。
井ゲタ竹内さんからは、お子さんでもおいしく食べられるよう辛み成分を入れずに賞味期限を保つため、徹底した衛生管理に取り組んでみえることや、良質な生産を行う生産者が正当に評価されるための仕組みを生産者とともにつくってみえたことを伺いました。
環境負荷を減らし美しい海を守るため、かつ生産者が十分に生活していける漁業をつくるため、長年様々な取組みに挑戦してこられたことがわかりました。
種類によるモズクの食感や味の違いを試食で確認しました。左から太モズク、細モズク、恩納モズク。恩納村でだけ収穫されている恩納モズクは生産が難しいけれど味と食感は抜群!と漁協さんイチ押しです。
モズクの網や小さいエビなど、混入してしまった異物は目視で丁寧に取り除きます。体験した組合員からは「難しい…」「これを何時間もするなんてすごい集中力ですね。」との声が上がっていました。すぐに見つけられた方もいらして「ぜひ就職して欲しい!」と井ゲタ竹内さんにスカウトされていました(笑)
「もっとモズクを好きになってほしいからいっぱいしゃべります!」と生産者さん。写真や動画でモズク養殖についてわかりやすく教えてくれました。
「価格だけで見るとお値打ちな商品もありますが、コープのモズクは内容量の70%以上がモズク!しっかりモズクが入っています」と自信をもって話されていました。
学習後はみんなでモズクのかき揚げやスープ、混ぜご飯など、モズクを使った調理を行いました。
完成したら生産者さんの「くわっちーさびら(沖縄の方言でいただきます)」にあわせ、みんなで「くわっちーさびら」。食卓を囲みながら交流を行いました。
産地のお話や料理方法から地元グルメまで、楽しい話で盛り上がっていました。
沖縄ではモズクといえば炊き込んだりかき揚げにしたりが定番だとのことです。大袋でモズクを買ってきて家で異物を除去することもままあるそうで、三重県での食べ方との違いに驚いていました。
【組合員の声】
・もずくの知らなかったことがわかって、もっとモズクが好きになりました。またコープで買おうと思います。
・お料理おいしかった。もずくそのまま食べてたので作りたい。
・モズクはコープでしか購入したことがなかったが、これからも続けて利用します。
・とても勉強になりました。なんとなくもずくを食べていましたが、今日この機会で知り、環境のことや工程にすごく手間がかかっていることが知れてよかったです。食に対して熱い方たちの想いが聞けました。
コープの森づくり
恩納漁協、井ゲタ竹内のみなさんとコープみえは長年、商品産地での植樹を通して、海を守り育てる活動に取り組んでいます。
植樹産地の原材料を使った商品には、商品案内に「コープの森づくり」マークをつけ案内をしています。マークのある商品の利用1点につき1円を1年間積み立て、植樹活動資金として毎年役立てています。
2010年から始まったこの取り組みで、2024年3月現在、3,696本のサンゴの植え付けを実施しています。
生産者さん、メーカーさんの想いのこもったおいしいモズクを食べて、きれいな海を守っていきましょう。