「緊急消防援助隊三重県大隊等の応援出動における食料等の供給に関する協定」締結式 - 生活協同組合コープみえ

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「緊急消防援助隊三重県大隊等の応援出動における食料等の供給に関する協定」締結式

2023.11.20

大規模災害の発災時、消防部隊に必要な食料を供給します。

 3月29日(月)三重県庁にて、「緊急消防援助隊三重県大隊等の応援出動における食料等の供給に関する協定」締結式が行われました。

 この協定は、全国で甚大な災害が発生し、総務省消防庁から緊急消防援助隊の出動要請があった場合において、被災地で昼夜を問わず活動する緊急消防応援隊三重県大隊等に、三重県生活協同組合連合会(以下、三重県生協連)が安定した食料等を供給するものです。

 三重県生協連は、災害で被災された方々の助かる命を守るため、県外の被災地で人命救助にあたる三重県大隊の活動を支援します。またコープみえは、三重県生協連の支援を支持し、食料等の調達の要請があれば最大限支えていくとし、今年2月に新設した松阪センター敷地内の防災倉庫に300人分が3日間活動できる分の食料を確保していきます。

使われなかった食料は生活困窮者支援のため役立てていきます。

 300人分の食料を確保していますが、賞味期限が近づいた(30日以下)食料は、市町の社会福祉協議会等と連携し、生活困窮者への支援や、子ども食堂への支援等に活用します。

 協定の締結にあたって、鈴木英敬 三重県知事は「緊急消防応援隊は、国からの要請もあり、三重県大隊は現在115隊となっています。過去10年では、東日本大震災、平成30年7月豪雨などにも出動している実績があります。緊急消防応援隊の食事については、調理に支障があることと食料の安定的な確保が課題でした。今回のような、緊急消防応援隊への食料供給に特化した協定を締結していただき、緊急消防応援隊の活動の安定化をはかることができ、大変ありがたく思っております。今後、訓練なども一緒に行いながら活きた協定にしていきたいと思います」と述べられました。

 鈴木稔彦 三重県生協連専務理事(コープみえ理事長)は、「日頃より、三重県生協連の活動にご理解とご協力をいただきありがとうございます。私たち生協にとっても、災害時にどの役割が果たせるかがテーマでした。発災時にすみやかな対応が必要なときに、解決しなければいけない課題がいくつかありますが、みなさんと相談しながら私たちができることの範囲で着地点を見出していただきました。この協定締結に至るまでにたくさんのご尽力をいただき大変感謝しております」と述べました。

 挨拶のあと、協定書の交換をもって「緊急消防援助隊三重県大隊等の応援出動における食料等の供給に関する協定」を締結しました。

 コープみえは、今後も地域の一員として、行政、諸団体と連携、協力し、これからも地域に根ざした事業、活動を展開していきます。