福島ふれあいサロン訪問・被災地視察を行いました。
2023.11.15
8月31日(木)~9月1日(金)、10月25日(水)~10月26日(木)の2回、 組合員7名、組合員理事1名、職員5名で 災害公営住宅などで開催している「ふれあいサロン」を訪問しました。 8月のサロン訪問では、ストラップづくり、10月ではミニ運動会に参加し、利用者の方と交流を深めました。 地元の方々との交流を通し、福島の現状について知る機会を持ちました。
9月1日(金)ふれあいサロン訪問
10月26日(木) ふれあいサロン訪問
また、震災遺構の請戸小学校や東日本大震災・原子力災害伝承館、 帰還困難区域 などを視察し、津波と原子力による複合災害から復興の途を歩んできた福島の人々の想いを学びました。訪問で感じたことや震災の教訓を伝え、防災の取り組みを地域にひろげていきます。
参加者の声
・サロン訪問での交流を通じ、被災者の方々は一生消えることのない恐怖と苦しみを抱えながら、12年という歳月の中でさまざまな困難を克服し、今を生き、未来に向けて一歩を踏み出されているように見えたことが心の救いでした。今回の訪問で、3・11はまだ終わっていないと新たに感じました。微力ではありますが、報告会や学習会を通じ、貴重な体験を他の組合員の方と共有し、今私たちにできることは何かを一緒に考えていきたいです。
・桑折町のふれあいサロンを訪問しましたが、住民のみなさんは「住み慣れた土地から避難してきたけれど、ここは人が優しくて良い街だ」と口々におっしゃっていました。でも、そう思えるまでにどんなに悲しくて辛い思いをされたのだろうと思いました。これから先、何十年経っても福島のことを心にとめ応援していきます。そして応援の輪をひろげる努力も続けていきます。この2日間は、自分の人生において一生忘れられない貴重な体験となりました。
・被災地は車中からの見学でしたが、線量計の数値が上下し、放射線の影響を受けた町であることを実感しました。傾いたり、壊れたままの家屋、伸び放題の草木を眺めながら、12年を経過しても当日の姿のままのようでした。新しい家は少しずつ建っていますが、寂しい雰囲気でした。
・サロン訪問では、多くの方が浪江町からの避難者で12年経っても故郷に帰れないという悲しい現実を知りました。それでも常に前を向いて懸命に頑張っていると確信しました。学んだことをセンター内や組合員に伝えていきます。
・震災から12年以上経っていますが、まだ当時のままの状態で、そこで時が止まっているような地域があり、唖然としました。福島の現状を知り、復興のために私たちができることは何かを考えて発信していかなければいけないと感じました。