第5回 福祉活動寄付金贈呈式&交流会開催 - 生活協同組合コープみえ

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第5回 福祉活動寄付金贈呈式&交流会開催

2023.11.15

三重県で活動する福祉団体のみなさんに寄付金を贈呈しました。

 コープみえでは、誰もが安心してくらし続けられる地域社会づくりに参加し、三重県内で福祉活動をすすめる諸団体のみなさんとのつながりづくりに取り組んでいます。

 その取り組みのひとつとして、福祉活動を発展していきたい団体、福祉施設、障がい者施設に「福祉活動寄付金」をお贈りしています。

 2月26日(日)第5回 福祉活動寄付金贈呈式&交流会を開催し、9団体に寄付金を贈呈しました。

2022年度福祉活動寄付金贈呈団体のみなさん

・一般社団法人子ども子育て・教育研究所(四日市市)

・特定非営利法人 下野・活き域ネット(四日市市)

・NPO法人 四日市まんなかこどもステーション(四日市市)

・特定非営利法人 風の家(四日市市)

・アーナンダ(松阪市)

・子育ち広場 ドロップin(四日市市)

・三重言友会(四日市市

特定非営利法人 希望の園(松阪市)

・心の森 ボランティアサークル(鈴鹿市)

 

 活動報告では、2021年度福祉活動寄付金 寄付先団体より活動内容や寄付金の活用について、
障がいを持つ方の就労支援を行う「NPO法人 ユニバーサル就労センター」さんから、家族・就労・親なきあと・当事者の声の4つのテーマに沿った勉強会を行い、参加者との交流でつながりが深まったという報告がありました。
 また子どもたちに文化芸術体験のほか自然体験や子育て支援事業を行う「NPO法人 体験ひろば☆こどもスペース四日市」さんからは、親子で楽しむ積み木体験ワークショップで、小さな積み木から大きな建造物つくることを保護者も体験し、子どもとの遊びを一緒に楽しむことができたという報告がありました。

 ほか鈴鹿市 シャイニングさん、度会郡玉城町 伊勢亀鈴会 南勢就労支援センターさん、伊勢市 子どもの発達支援事業所さんからも、それぞれ遊び、就労、学びの生き生きした活動の様子が報告されました。


 グループに分かれた交流会では、子どもたちの不登校が多い現状から、子どもたちの居場所が必要なこと、ひとり親世帯ではキャンプなどの経験がなく、支援団体さんの中ではそういった機会の提供も積極的に行われているものの、それも進化していく必要があること、単独でやっていくには限界があり、人のつながりや親御さんへの支援などがこれからも必要であることなどのお話がありました。
 別のグループでは、団体の活動にどんな支援が必要か、知らない方に知っていただく機会があればいい、その話合いによって解決できることがあるのではないかなどの意見が出されました。

 福祉活動寄付金が始まった2018年度からこれまでに、のべ103団体からの応募があり、寄付先は34団体、寄付の総額は248万円となりました。

 交流会で各団体のみなさんから、コープみえの事業や活動を通して福祉活動の情報発信やつながりづくりなどできることがあるのではないかとさまざまな意見をいただきました。地域福祉に寄り添い、この交流会にとどまらずこれからもコープみえは福祉活動団体のみなさんとともに、つながりあい 助け合う活動を続けていきます。
  

 

コープみえ 鈴木稔彦理事長あいさつより

 コープみえの福祉活動寄付金の取り組みは第5回目となりました。単にお金を渡して終わりというものではなく、お互いに支え合う地域社会をつくっていきたい、そういう思いがあります。そのために地域で支えあっているみなさんどうしの交流や生協との交流を通じ、新たなつながりをつくり、それをきっかけに今後もいろんな場面でご一緒に活動できればと思っております。
 「生協法」という法律の第一条に「組織の目的」があり、それは「国民生活の安定と生活文化の向上」となっています。つまり生協の目的は、国民の 地域の誰もが平和で笑顔でくらせる、そういう世の中をつくっていくことです。
 コープみえというと、安全・安心な商品を扱っている団体というイメージがあるかと思いますが、生協の活動はそれだけでありません。「福祉」とは生協の目的そのものであると思います。
 地域の課題は個人ではなかなか解決できないことも、みんなで力を合わせて問題を解決しなければならない、それが生協そのものの使命であると考えています。私たちコープみえはすべての事業・活動の中で「福祉の視点」をもって活動をすすめていくことを方針に掲げています。この福祉活動寄付金は小さいものかもしれませんが、コープみえの組合員みんなの、よりよい地域社会をつくっていきたいという想いがつまったお金であると思います。これから安心してくらせる地域社会をどうつくっていくのか、みなさんと一緒にいろいろな活動に取り組んでいきたいと考えております。

選考にあたって 三重県社会福祉協議会 山口訓広さまより

 コープみえさんと三重県社会福祉協議会は、三重県内の福祉向上のために連携協定を結んでおり、この福祉活動寄付金がはじまった頃から選考委員を務めております。19団体から申し込みがあり、コロナ禍どの団体のみなさんも頑張って活動しておられ、どの団体も応援したいという想いが審査委員全員にありました。
 選考委員会での話合いの中で、できるだけ多くの団体に幅広く助成をしていこうという方針があり、9団体のみなさんに助成が決まりました。1回の助成先としては最多になり、今回の審査の特徴になったと思います。
 この寄付金の審査の視点の中には、人と人とのつながりを大切にしているか、今後継続して発展が期待できる活動かどうかということがありました。
 ぜひこの機会にほかの団体のみなさんと交流し、情報交換等していただけるといいと思います。助成金を有効に活用していただき、これからも一緒に仲間として地域の福祉向上のためにコープみえさん、三重県社会福祉協議会とも一緒に取り組んでいければと思います。